てつはみの集積場

好きな物について書いていく、感想の集積場です

『紡がれる理』の話

どうも、てつはみです。

私事ですが、先日ついにアルター・アリスの暮らし称号を手に入れました。狩人アリスの暮らし称号は既に獲得しているので、狩リスアルアリ現パロルームシェア学生概念を日夜妄想して過ごしています。

初期アリスとアルター・アリスが仲良くしてる話とか、もっと公式からも供給してくれて良いんですよ?というかお願いします。それで救われる命があるんです。

 

さて本題。

先日全編が公開された偽りのアリス二部三章『紡がれる理』。今回はそれについての感想記事になります。

 

 

※ここから先は偽りのアリス第二部三章までのネタバレを含みます。ネタバレが苦手な方、自分の目で物語を見届けたい方などはブラウザバックをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

凄い……凄いとしか言えない……!

・正味、シルシと三蔵を巡る話は今までのマリアやエマと同じ様なボリューム感だとは思うんですよ。
 でも最後の畳み掛けの情報量が多すぎる。何ならプロローグもエグイ描写が無いだけで情報量としては盛り沢山だったので、全編通してずっとカロリーが高かった。すごい。

 

・主役級の全員、キャラが濃いので誰から触れたものか悩み処ですがまずは斉天大聖から。
・『不死身』という属性の扱いが巧い。不死身であるが故の苦悩も、不死身であるが故のリコレクションの穴の突き方も凄く良い。
・不死身として様々な願いを託され、背負い続ける彼女があのリコレクションでの出会いと別れを経てこれからどう過ごしていくのか。それが何処かで見れるのを楽しみにしています。ちょっと歪な三蔵一行としてイベントとかに顔出してほしい。

 

玄奘三蔵、もといシルシ三蔵法師
・これまでのシルシによる衣装/武装チェンジとは方向性の異なる変化でしたが、蓋を開けてみればしっかりシルシ持ちでした。ちゃんと歪んでる。
・でもその歪みの半分くらいは斉天大聖が死にたがるせいなので、斉天大聖はもっと言うことを聞きましょう。

・マリアとエマのシルシが同じだった中で、三蔵のシルシだけ紋様が違ったんですよね。しかも他のシルシが線対称であるのに対し三蔵のシルシはそうではありません。これが先生たちの言う歪みによる物なのか、はたまた別の理由なのか、気になる所です。

 

・忘れちゃいけないのが三蔵法師と斉天大聖、先生とアリスの対比構造ですね。

・大切なたった一人のために世界のルールを変えてしまう。ここの共通項がズルいし、作中のセリフだったり話のタイトルでGrey Wordの歌詞を意識してるっぽいのが本当に最高。
・”キミの、その歪みを上回れば……こちらの勝ちになる。”
 Page.30の先生のこのセリフ、先生自身が自らも歪んでいると自認している様でめちゃくちゃ好きです。
・恐らく他者によって歪まされた三蔵法師に対し、自分の意志でその歪みと同等の思想を持って、世界の摂理を書き換えてしまった先生。先生は既に世界のルールを書き換えた自覚があり、それの修繕のためにグリムとの協力体制を取っていた訳ですが、そこで改めて先生自身と似た存在をぶつけて、更に否定させる。この構図も容赦無くて大好きです。

 

・皆さん大好き、実装されてから毎月復刻されてる事でお馴染みの司書グリム。

・グリムがホントに良いキャラ過ぎる。いや、性格は悪いんですけどね。でも別にグリムは悪い事してる訳じゃないんですよ、性格はかなり悪いですが(褒め言葉)。
・あくまでも世界のルールを壊したのは先生なので、手段や内心はさておいても正しさはグリムの方にあるんですよね。
・ですが正しさだけに囚われず、偽りと失敗の中でそれを肯定して突き進んできたのが先生とアリスです。

・そういえば新年が明けた頃には「アルター・アリスみたいにグリムもエイプリルフールで遊ばれるのかな~」とか考えていたんですが、そもそもエイプリルフールに何もありませんでしたし、想像以上にグリムはグリムでした。
・全てが終息した後に開催される、グリムにグリム童話原典のアルターたちが徒党を組んで蜂起するイベントストーリーに期待しましょう。
・そんなのあるかな、多分無い。
・あったとしても、その時もグリムがちゃんと司書だった場合はアルター側に勝ち目は無い。

 

シルシを持つ謎のアルター、カーレン。

・カーレンは目的もまだまだ分からなくて謎だらけですね。アンデルセンの名前が司書として出てきて、今後のキーになりそうでワクワクしています。
・カーレンの持つシルシはマリアとエマ、三蔵法師の誰とも異なっていました。恐らくこれがアンデルセンシルシ……?
・でも口振り的にまだアンデルセンは司書として復活していないような発言でもありました。ううむ、分からぬ。

 

・アリスはグリムから間接的に先生の好意を揶揄されて動揺してたのが可愛かったですね!アリスはほんとにウブなんだから~~~。

 

 


…………ダメですか?やっぱ触れなきゃダメですか?はい……。

 

・いや、ほんっっっっっっっっっっっっっとにキツイ……。ストーリー上のアリスの処遇については良いんですよ。ヒロインを肉塊にした上で主人公(ユーザー)に殺させるのマジ????とは思ってますが、『偽りのアリス』ってそういう事を積み重ねてきたゲームなので。
・そもそも一部三章でも身体をお菓子にされたり一度死んでたりしてますしね。
・もしかして三章でアリスを酷い目に遭わせるノルマがある?無い。

・ただ、その後にアリスを見るのがキツ過ぎる。ストーリーの中で『居なくなったはずのアリスが居る事への整合性』は与えられたんですけど、そのアリスは先生が創り出した幻影のアリスなんですよね。先生の妄想でしかない幻影のアリスを見るたびに強烈な勢いで精神を削られていき、アリスをパートナーに選んでたりメインのパーティに編成しているおかげで、一時期はアプリを開くの自体が億劫になっていました。

・今ではアリスの代わりにアトラク=ナクアを編成したり毎日パートナーを変えたりすることでアプリを開けています。自分は狩人アリスを選んだのですが、感情の薄い狩人アリスが居た場所に同じく感情の薄いアトラク=ナクアを編成している、という微妙な居心地の悪さには目を背けています。
・違うんです。パーティの都合上アトラク=ナクアが一番合うだけなんです……。

 

とまぁ、色々と書いてきました。本当はもっともっと早く書き上げたかったのですが、自分の中で想像以上にダメージが蓄積していたり、私生活が忙しかったりとしている内にこんな時期になっていました。すみません。

 

先日の生放送で二部四章は四月末開始を予定していると発表されました。グリムが待つタルタロスとは。カーレンの狙いとは。アリスを取り戻す事は出来るのか。二部四章が待ち遠しいですね。

 

それでは、また。